andymori②
「すごい速さ」- 『andymori』
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きっと世界の終わりもこんな風に味気ない感じなんだろうな
“
これはandymoriの一曲「すごい速さ」の歌いだしである。
記憶に新しい、2019年に訪れた台風16号。関東を直撃した暴風雨でメディアは大騒ぎ。我が家も窓ガラスに段ボールを張り付け、最悪の事態に備えた。
街中にはひとりも出歩いておらず、部屋にも光が入らない。一軒一軒の家が孤島となってしまったあの日に、わたしはこの曲を何度もリピートしていた。
たしかになー、世界に終わりが来るとしたらきっとこんな感じであっけないんだろうなー、と想像した。
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そのセンチメンタルはいつかお前の身を滅ぼすのかもしれないよ
感傷中毒の患者
禁断症状映画館に走る
でもなんかやれそうな気がする
なんかやらなきゃって思う
だってなんかやらなきゃできるさ
どうしようもないこのからだ
何処へ行くのか
”
andymoriの歌詞の特徴として、ゆるくて哲学的なことがあげられると思う。
この歌詞にも、哲学的な要素があるように感じた。
そしてこのゆるさが、小山田の声ともマッチしている。さらにテンポもいい。
YouTubeで見るとMVも面白いので、ぜひ見ていただきたい。
andymoriデビューにぜひ!