ねむるだけ

主に読んだ本について。ほぼ全記事ネタバレを含みます。

君は永遠にそいつらより若い

『君は永遠にそいつらより若い』津村喜久子 ちくま文庫 [2009] amazon https://www.amazon.co.jp/君は永遠にそいつらより若い-ちくま文庫-津村-記久子/dp/4480426124/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E5%90%9B%E3%81%…

痴人の愛

『痴人の愛』谷崎潤一郎 新潮文庫 [1947] amazon https://www.amazon.co.jp/痴人の愛-新潮文庫-谷崎-潤一郎/dp/410100501X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1U1NM4BXJHWAR&keywords=%E7%97%B4%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%84%9B&…

ここは退屈迎えに来て

『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ 幻冬舎文庫 八つの短編小説から成る、短編集。「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。文体は軽め。小説というよりエッセイに近い印象を受けた。 すべての話に共通して描かれているのは、適応能力が高くコミュニ…

オーデュボンの祈り

『オーデュボンの祈り』伊坂幸太郎 新潮文庫 強盗に失敗して逃走する主人公 伊藤は、目が覚めると知らない地、「荻島」にいた。そこは江戸時代から外部との関わりが断たれているため、「島の外から来た奴が、欠けているものを置いていく」という言い伝えまで…