ねむるだけ

主に読んだ本について。ほぼ全記事ネタバレを含みます。

死神の精度②

感想

映画化で有名になったこの作品『死神の精度』。

死神というちょっとファンタジー的な要素だが、これがとてもよくリアルの世界に溶け込んでいる。

死を共通のテーマにしているが、感動系もあればハラハラするような話もあり、六つの人生でさまざまなパターンが楽しめる。

また、死神は基本的に死ぬことに対して「可」を出すのがセオリーというルールがあると書かれており、実際作品中でもほとんどすべて「可」が出される。

魅力的なキャラクターだから感情移入してしまうので、「可」が出されたときは少し複雑な気分になる。

この作品に出てくる「千葉」も、以降他の作品に登場することがあるので、覚えておくと面白いと思います。

興味のある方はぜひ。